米『コンシューマー・レポート』誌が行っている車のカテゴリー別比較調査で、ミッドサイズSUVモデルとしてトヨタ『ハイランダー』が高い評価を受けた。
今回比較対象となったのは18のモデル。トップ評価を受けたのはトヨタ『ハイランダー・ハイブリッド』、続いてホンダ『パイロット』、サターン『アウトルック』だった。
また、アウトルックはトラックベースのラージSUVのカテゴリーでも高い評価となった。車体はミッドサイズの規格だが、インテリアは広く最大8人乗車可能、という点でメルセデス『GL450』に次ぐ評価を受けた。
ミッドサイズSUVでトップ3に次ぐ評価を受けたのはヒュンダイ『ベラクルス』、マツダ『CX-9』など。中でもベラクルスは全体の仕上げの良さ、エンジン性能、ドライビングエクスペリエンスなどすべてのカテゴリーでトヨタ、レクサスと同様の評価を受けた。価格が低めなことからも、『コンシューマー・レポート』では「お勧め」の車となっている。
マツダCX-9はフォード『エッジ』、リンカーン『MKX』とプラットフォームを共有する車だが、フォード製の2モデルと比べて評価が高かった。エッジはデザイン面が不評で、やや奇抜なデザインは日産『ムラーノ』を意識したもの、と見られているがデザイン的に劣る、と評価された。
全体として目立ったのはサターン・アウトルックの健闘で、ミッドサイズとしてもラージサイズとしても共に評価された唯一のモデルだった。