6月27日に発表されたトヨタの新型ノア/ヴォクシーには、最新のカーテレマティクスナビゲーションシステムG-BOOK mX/mX Proが搭載された。
5月に発表されたプレミオ/アリオンにはG-BOOK mX対応HDDナビ(mX Pro非対応)が設定されていたが、車載通信モジュール「DCM」搭載のG-BOOK mX Proに対応したのはノア/ヴォクシーが初めて。
G-BOOK mX対応HDDナビゲーションシステムのメーカーオプション価格は34万6500円で、ワイドビューフロント&サイドモニターおよびインテリジェントパーキングアシスト付きの付けると43万500円となる。G-BOOK mX Proを使うために必要となる専用DCMは4万9350円。
一方、ディーラーオプションのHDDナビ「NHDA-W57G」は30万4500円と若干リーズナブルだが、こちらはBluetooth携帯電話による通信のみに対応しており、DCMは搭載できない(つまりmX Proは使えない)ので注意が必要だ。
mXではユーザーの携帯電話網を利用するため、パケット通信費はユーザー負担となるが、mX ProではDCMと呼ばれる車載用の通信モジュールが搭載され、年会費1万2000円(新車登録初年度は無料)が必要だが通信費はかからない。mX Proではマップオンデマンドの地図自動更新やG-Securityが利用できるほか、事前登録なしで各種のライブナビゲーションサービスを使うことができる。積極的にテレマティクスサービスを利用したいと考えているユーザーは、DCM付きのmX Proを選んでおいた方が何かと便利だろう。