今週末の7日と8日は、三重県鈴鹿サーキットにて、フォーミュラ・ニッポンの第5戦が開催される。鈴鹿サーキットでの開催は、第2戦に続いて、今シーズン2回目となる。
1回目と同様に、2回の予選のベストタイムでスターティンググリッドが決定し、決勝は43周250kmのスプリントディスタンスで争われる形だ。理論上は無給油で走りきれるが、第2戦とは異なり、夏の暑さがポイント。タイヤ交換を巡って、各チームの戦略が分かれそうだ。
ポイントスタンディングスは、4戦して未勝利ながら毎戦表彰台をゲットしている松田次生(mobilecast TEAM IMPUL・2号車)が28点で1位。それを5点差で追うのが、松田のチームメイトにして、06年王者のブノワ・トレルイエだ。そして第3戦で勝利したPIAA NAKAJIMAの小暮卓史(32号車)が21点で3位となっている。ちなみに、ルール上は4位になるが、INGING MOTORSPORTのロニ・クインタレッリ(33号車)も小暮と同点の21点だ。
また、今回から車両規則が変更になった。リヤウィングのサードエレメントを使用禁止し、その代わりにサイドスカートの追加とバージボードの下方延長が行なわれる。リヤウィングの乱気流を改善してスリップストリームを効きやすくし、コース上での追い越しを容易にしようという狙いだ。レースがより面白くなることを期待しよう。