福井県警は2日、走行中の乗用車から隣車線のクルマに向けてエアガンを発砲し、ドアなどを陥没させたとして、福井県福井市内に在住する53歳の男を器物損壊の容疑で逮捕。所持していたエアガン16丁を押収した。男は容疑を大筋で認めているという。
福井県警・福井署によると、逮捕された53歳の男は6月19日の午後6時ごろ、福井市光陽3丁目付近の市道を走行していた28歳女性が運転する乗用車に対し、窓越しにエアガンを発砲した疑いがもたれている。少なくとも3発が右側ドアに命中。数ミリ陥没するなどの損傷を与えた。
現場の市道は片側2車線。男は数分間に渡って女性のクルマと併走し、射撃後はそのまま逃走していた。だが、女性は男が乗っていたクルマのナンバーを覚えており、警察ではこれを元にして男を特定。逮捕に踏み切った。
男の自宅からは犯行に使われたエアガンを含むモデルガン16丁と、プラスチック弾(BB弾)約1万発を押収した。調べに対しては容疑を大筋で認めており、「ストレス解消のためにやった」などと供述しているようだ。被害に遭った女性とは面識がなく、無差別攻撃だった。