いすゞ自動車は、小型トラック『エルフ』のCNG(圧縮天然ガス)車をフルモデルチェンジし、9日から販売を開始した。
エルフCNG車は1993年大臣認定車としての登録から、2007年4月に累計登録台数が1万台を突破し、2006年度はCNG車の小型トラック市場で79%のシェアを持つ。
今回のモデルチェンジでは、新長期排出ガス規制に適合した4.6リッターのCNGエンジン「4HV1」を改良、規制値に対し、NOxで85%、NMHC75%低減し、現在販売されているトラックの中で最もクリーンな排ガス性能を達成したとしている。
また、CNG車としては初のアイドリングストップ&スタートシステムを標準装備し、燃費向上とCO2削減に加え、1回の充填での航続距離も延長した。
価格面では、CNG車の普及を加速させるため、ディーゼル車との差額となる改造費を従来比マイナス14万円の98万円にまで削減した。
国やトラック協会の車両購入補助や税制優遇などを受けた場合、ディーゼル車とほぼ同等の価格での導入が可能となると、している。