マツダがインターネット販売で新しい試み

自動車 ビジネス 企業動向

北米マツダが、インターネット販売で実勢価格の表示をするという、全米初となる新しい試みを開始した。

これは「ショッピング・アシスタント」と呼ばれるもので、www.MazdaUSA.com からアクセスできる。

何が新しいかと言うと、ユーザーが近くのディーラーを指定すると、欲しいモデルの在庫の有無、実際に店頭で販売されている価格が表示できる、という点。

これまでのメーカーのサイトでは、メーカーの希望小売価格は表示されたが、実勢価格の表示はなく、近所のディーラーのサイトへのリンクが行われるのみだった。

ショッピング・アシスタントではユーザーがマツダのパーソナル・ショッパーとチャットなどでコミュニケーションを取ることができ、特定の質問に応えたり購入のアシストを行う。

また、サイトからディーラーとのアポイントを取る、ローンについて相談する、などのサービスも利用できるという。便利な点は、ネット上でディーラーとの値引き交渉なども行えるため、購入を決定すればディーラーに行った時点ですでに書類などがすべて整っており、時間の節約になることなど。

北米マツダの顧客満足・ロイヤリティ部門のマイク・レイ氏は、「ユーザーが車購入に際して行うプロセスを出来る限り簡略化し良いショッピング・エクスペリエンスを提供したい」と語っている。

レイ氏によると、一般的にアメリカの車購入をディーラーで一から行うと、ローン契約なども含めて4時間かかるという。しかしマツダのショッピング・アシスタントを使えばこうした手続きがすべてインターネット上で行え、時間と労力の節約になる。

ディーラーと提携したメーカーサイトでの車販売が、今後のインターネットショッピングのひな形となるかも知れない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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