バイオディーゼル精製の特殊ポリマー技術を開発…ローム アンド ハース

自動車 ニューモデル 新型車

ローム・アンド・ハース・ジャパンはこのほど、バイオディーゼルを精製するための特殊ポリマー技術を開発し、燃料メーカーへの提供を開始した。

この技術はドライポリマーを使用したシンプルな乾式精製法で、高收率プロセスによって操業経費の削減を可能としたもの。これにより、コスト競争力のある高純度バイオディーゼルの生産が実現できる。

現在、バイオディーゼル製造には残留した界面活性剤、グリセリン、触媒などの不純物を除去する工程が不可欠で、そのために大量の水が必要となり、使用後は排水処理を行わなければならなかった。

新しく開発された特殊ポリマーは、無水工程で使用できるように設計されているため、精製工程での大量排水がない。その結果、バイオディーゼルの損失を最小限に抑え、メタノールの回収も非常に容易なものとなる。

また、システムの設置面積が小さく、使用可能な工程温度も幅広いため、どのようなバイオディーゼル生産工程へも簡単に取り組むことができる。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. スズキ『エブリイJリミテッド』に対応、軽キャンピングカーキット発売…ブレイズ
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る