ルノー『トゥインゴ』新型、欧州価格は約360万円から…フランスでは補助金適用で約320万円から

ルノー・トゥインゴE-Techエレクトリック
ルノー・トゥインゴE-Techエレクトリック全 10 枚

ルノーは、新型コンパクトEV『トゥインゴE-Tech electric』の価格を発表した。エントリーグレードの「エボリューション」は1万9490ユーロ(約360万円)からとなり、2万ユーロ以下という目標を実現した。

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フランスでは2026年、エネルギー節約証明書制度による補助金が適用される。低所得世帯で4770ユーロ、中低所得世帯で4710ユーロ、その他の世帯で3620ユーロの補助が受けられ、実質1万4720ユーロ(約320万円)から購入可能となる。

エボリューションには、7インチデジタルクラスター、スマートフォン連携対応の10インチセンターディスプレイ、クルーズコントロール、自動緊急ブレーキシステム、車線維持支援、ドライバーモニタリング、自動パーキングブレーキ、個別にスライドするリアシート、運転席の高さ調整機能、マニュアルエアコン、リアパーキングセンサー、モード3充電ケーブルが標準装備される。

上級グレードの「テクノ」は2万1090ユーロ(補助金適用前)。Google組み込み型のOpenR Linkマルチメディアシステム、Renoアバター、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、オートエアコン、ワンペダルドライビング、助手席背もたれの折りたたみ機能、デジタルリアビューカメラが標準装備となる。

新型トゥインゴE-Tech electricは、初代モデルの精神を受け継ぎながら現代的なデザインを採用。全長3.79mのコンパクトボディに5ドアを備え、2つの独立したスライド式リアシート、助手席の折りたたみ式背もたれなど、最大360リットルの荷室容量を実現している。

パワートレインは、LFPバッテリーと60kW(82hp)のモーターを組み合わせ、WLTP航続距離は最大263kmとなる。ワンペダル機能により、市街地走行やラウンドアバウト、渋滞時の運転を容易にする。

標準装備の6.6kW AC充電器では、バッテリーを10%から100%まで4時間15分で充電できる。オプションの「アドバンスドチャージパック」(500ユーロ)では、11kW AC双方向充電器と50kW DC充電器を搭載。DC充電では10%から80%まで30分で充電可能だ。11kW AC充電器にはV2L(車両から負荷へ)機能があり、最大3700Wの電力を220V機器に供給できる。また、V2G(車両からグリッド)機能により、家庭での充電コストを削減できる。

ボディカラーは、アブソリュートレッド、アブソリュートグリーン、マンゴーイエロー、スターリーブラックの4色を用意。エボリューションの注文開始時には、グレイシャーホワイトとシストグレーが追加される。ホイールは標準16インチで、オプションで18インチも選択可能だ。

100ユーロの「トゥインゴRパス」購入者は、一般販売に先駆けて優先的に注文できる。ドイツ、ベルギー、スペイン、フランス、イタリア、オランダで利用可能なこのパスの保有者は、12月16日から2026年1月7日までの22日間、テクノバージョンを優先注文できる。この期間中に注文すれば、工場での優先生産により、最初の納車を受けられる顧客の一人となる。

一般顧客は2026年1月8日から注文可能となり、エボリューションバージョンの注文は2026年春に開始される予定だ。

《森脇稔》

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