新日本石油、キュメン製造設備を新設へ 室蘭

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新日本石油は、石油精製部門である新日本石油精製の室蘭製油所が石油化学製品キュメン製造設備の建設を着工したと発表した。生産能力は年産17万トンで投資額は約80億円。2008年度に操業する予定だ。

同社グループは、今後、中国を中心に石油化学製品需要が拡大すると見ているアジア市場をにらんで、第3次連結中期経営計画でCRI(石油精製と石油化学の一体化)を推進していく事業戦略を展開している。

今回の新設で製造するキュメンは、室蘭製油所で生産されているプロピレンとベンゼンを原料とする高付加価値石油化学製品で、主にフェノールの原料となり、最終的には自動車用ガラスやCD/DVDなどの製品となる。製油所で原油からキュメンまで一貫製造するのは国内初で、キュメンをアジア市場に向けて供給することで、製油所の付加価値の向上を目指す。

《レスポンス編集部》

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