タクシーの電柱衝突はタイヤ磨耗が原因か 家宅捜索

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今月4日、福岡県大牟田市内の県道を走行していたタクシーが雨でスリップして電柱に激突。3人が死傷した事故について福岡県警は9日、磨耗が進んだタイヤを使用していたことが事故の一因と判断、タクシー会社に対しての家宅捜索を実施した。

福岡県警・交通指導課によると、問題の事故は4日早朝に発生した。大牟田市上官町3丁目付近の県道を走行していた61歳男性が運転するタクシーがスリップしながら路外に逸脱。クルマはスピンしながら道路左側の電柱に車体右側面から衝突。クルマは原型を留めないほどに大破し、運転していた男性が脳挫傷などで死亡、客として乗り合わせていた17歳と16歳の女性が脳挫傷や脊椎損傷で死亡した。

当時は大雨で路面が滑りやすい状態にあったが、後の調べで事故を起こしたタクシーの後輪は磨耗が進み、溝の深さは道路運送車両法で定められた数値(深さ1.6mm)よりも浅くなっていた。警察では他にも同様に磨耗が進んだ車両が存在する可能性が高いとして、事故を起こしたタクシー会社への家宅捜索を実施した。

この結果、タクシー2台のタイヤ計3本に事故車両と同様の磨耗があることが判明。警察では押収した資料を基に、タイヤの交換状況を調べる方針だ。

《石田真一》

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