認知症で徘徊、はねられ死亡

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13日未明、兵庫県たつの市内の国道2号で、認知症による徘徊で行方不明となっていた80歳の女性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。事故を起こした車両はそのまま逃走したが、警察では15日までに56歳の男を逮捕している。

兵庫県警・たつの署によると、事故が起きたのは13日の午前2時5分ごろ。たつの市揖保川町付近の国道2号で「中央分離帯を歩いている人がいる」との通報を受けて駆けつけた同署員が、路上に血を流して倒れている高齢者の女性を発見した。女性はすでに死亡しており、後の調べで前日から行方不明になっていた姫路市内に在住する80歳の女性と判明している。この女性には認知症による徘徊癖があったらしく、家族から捜索願が出されていた。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。被害者の着衣に残されていたタイヤ痕からトラックが関与したものと判断。ナンバープレートの目撃情報から56歳の男が容疑に絡んだとして自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は事故当時に乗っていたトラックの破損部品を処分しようとしていた疑いもあるという。

調べに対して男は「車線変更をしたところ、前を走るクルマの陰から飛びだしてきて回避する間もなく衝突した。怖くなって逃げた」などと話しているようだ。

《石田真一》

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