ホンダは、ベトナムの現地法人、HVN(ホンダベトナムカンパニー・リミテッド)が、新たに二輪車の第2工場を建設して生産能力を増強すると発表した。
第2工場は、ハノイ郊外のビンフック省の既存工場に隣接する。投資額は約6500万米ドルで、2008年後半の稼働開始を目指す。敷地面積は28万平方メートル。
操業時の二輪車の年産能力は50万台で、スクーター系を生産する。既存工場の100万台と合わせ、ベトナムでの年間生産能力は、150万台に拡大する。新規雇用は1400人程度を予定している。
ベトナムの二輪車市場は、好調な経済を背景に2006年は230万台を超え、今後も成長が見込まれている。HVNは、1997年に二輪車の生産を開始して以来、ベトナムでの販売を拡大しており、2006年度は過去最高となる85万1000台、前年比27%増を販売、2006年9月には累計生産台数300万台を達成した。
また、2007年4月には、ベトナムで初めて、環境性能の高いPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)を搭載した『Future Neo FI』の生産・販売を開始している。