【ラジアルタイヤ徹底ガイド】肩ひじ張らずにラクに走れるタイヤ…ブリヂストン プレイズPZ-1

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【ラジアルタイヤ徹底ガイド】肩ひじ張らずにラクに走れるタイヤ…ブリヂストン プレイズPZ-1
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】肩ひじ張らずにラクに走れるタイヤ…ブリヂストン プレイズPZ-1 全 5 枚 拡大写真

ブリヂストン『プレイズ』は団塊ジュニアのマーケットを狙った商品である。この世代はモノ選びも頂点を目指したものではなく、自分の環境に合ったモノを選ぶことが多い。まだ子育て時代の彼らにとってクルマは遊びではなく大事な移動手段だ。

そこで運転のベテランもビギナーも楽に走れるタイヤを提供しようということになった。これは言葉だけのコンセプトではなく、タイヤと路面が接する部分を徹底的に科学し、これまでのタイヤにはなかった新しい設計視点にたったタイヤ構造デザインを施している。その意味で普通のタイヤとはスタンスがガラッと変わったプレイズは異色なタイヤともいえる。

クルマのふらつきを少なくすることによるロングドライブが「らく」になる。
クルマの中を静かにすることにより車内の会話が「らく」になる。
雨の日のドライバーのストレスを減らし「らく」になる。
ハンドルのブレを少なくしてコーナーが「らく」になる。
路面の凹凸をうまく吸収するから乗員みんなが「らく」になる。
高速でも動きがスムーズでレーンチェンジが「らく」になる。

このほかにもプレイズを履くことによる「らくドラ」は数限りなくあるだろう。これは非対称形状、非対称トレッドパターンという技術面だけでなく、一般ドライバーを対象とした心電図測定によるドライビングストレス検証テストを実施した医学実験データでの結果でもある。

非対称形状はイン側とアウト側のサイドウォールに違いを持たせている。これにより路面の段差やうねりによるふらつきを軽減させた。実験データでも段差乗り越し時の横方向への変動が小さくなっている。これは直進時のハンドル修正を少なくすることにつながり、ハンドルを切ったときのスムーズな反応も期待できるということだ。

トレッドパターンも非対称だ。4本のストレートグルーブはGUTTIIシミュレーションにより、高い耐ハイドロプレーン性能を確保している。アウト側には大きめのブロックで剛性を高め、イン側は小さめのブロックで乗り心地を確保している。

ブロック表面を3次元形状にするACブロックも多く採用している。イン側の2列はサイレンとACブロックで静粛性の向上に効果がある。パターンノイズ低減と偏摩耗抑制に効果がある。偏摩耗抑制のACブロックはアウト側2列のブロックとイン側のショルダーブロックで採用され、従来品より9%ほど偏摩耗がなくなり、タイヤが長持ちするというメリットが生まれている。

この非対称形状と非対称トレッドパターンは回転方向の指定はないので、リムアップ/ダウンせずにローテーションすることができるのもメリットだ。

プレイズはこうしたユニークなコンセプトと技術開発によって生まれ、医学実験データによって“楽ドラ”を裏付けされたタイヤなのである。

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《こもだきよし》

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