【ラジアルタイヤ徹底ガイド】音質コントロールで静粛性能を進化…ブリヂストン レグノGR-9000

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【ラジアルタイヤ徹底ガイド】音質コントロールで静粛性能を進化…ブリヂストン レグノGR-9000
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】音質コントロールで静粛性能を進化…ブリヂストン レグノGR-9000 全 5 枚 拡大写真

ブリヂストンの高級車用タイヤとして25年の歴史を持つ『レグノ』ブランドの最新版がレグノ「GR-9000」だ。どのモデルでも静粛性では定評があるレグノだが、このGR-9000では静粛性のみならずハンドリング性能、安定性、エコロジーまでもさらなる進化を遂げるべく開発された。

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ブリヂストンでは応用音響工学を専門とする千葉工業大学 橘研究室との共同研究によって、走行時の車室内音質をリアルに再現するシステムを作り上げ、乗員に不快な音の解明とレグノの音質評価をした。

100〜250Hzくらいの低音域はロードノイズと呼ぶ。表面の荒れた路面を走行するとタイヤが振動し、それがサスペンションを伝わってボディを震わす。キャビンが震えることによって耳への圧迫感をともなった“ゴォー”という音である。レグノ「GRV」と同じノイズ吸収シートを採用している。PEN(ポリエチレンナフタレート)という振動しにくい素材をトレッドゴムとベルトの間にレイアウトし、ベルトを振動しにくくしたものだ。さらにGR-9000では非対称ベースゴムゲージという対策を取った。イン側のトレッドのベースゴムの部分を厚くし、ロードノイズをこのベースゴムで吸収するようにした。

1kHz付近の中高音域はパターンノイズと呼ぶ。表面のきれいな路面で“シャー”という音が聞こえるが、これがタイヤのトレッドパターン(模様)によって生じる。またこのノイズは、タイヤが路面に接したとき、溝が管楽器のようになり空気の流れによって生み出されるものなのだ。もちろんトレッドパターンのデザインが変われば音質も変わる。ブリヂストンは、この気柱管共鳴音を減らすためにサイドブランチ型消音器の技術を生かした「ノイズ抑制グルーブ」で不快な音を低減している。

また路面に接地するときに発するパターンノイズを低減するために採用しているのが「サイレントACブロック」だ。これはトレッドのブロック(山)の表面を3次元曲面にすることで実現している。これはパターンノイズだけでなく、均一な摩耗のためにも効果を発揮している。

GR-9000は非対称技術で作られているのも特徴だ。トレッドパターンは見てわかるが、内部構造もイン側とアウト側で違いを設けている。ビードフィラーの高さは操縦安定性のためにイン側が高く、アウト側が低いデザインになっている。段差、うねりなど路面のアンジュレーションによって走行中のタイヤが影響を受けるが、横力変動を抑制して直進安定性を向上させている。ロードノイズ対策でイン側のベースゴムだけを厚くしているのも非対称技術のひとつである。

GR-9000はブリヂストンのエコ対応商品になった。従来モデルの「GR-8000」と比較して16%もの転がり抵抗低減を果たしている。もちろん高いウエット性能を確保したうえでの話しだ。これはシリカ配合のトレッドコンパウンドを採用した効果である。

「6つの高性能。ただ1つのバランス。」というのがGR-9000のキャッチフレーズであるが、この贅沢な性能追求こそがプレミアムタイヤとしてトップを走るレグノらしさといえよう。

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《こもだきよし》

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