遮断機や警報機のない踏切で列車と衝突、クルマの3人死傷

自動車 社会 社会

16日夕方、千葉県市原市内の小湊鉄道線の踏切で、通過中の普通列車と乗用車が衝突する事故が起きた。クルマは大破し、一時車内に取り残された2人が死傷。運転していた男性は自力で車外に脱出したが軽傷を負った。遮断機や警報機は設置されていなかった。

千葉県警・市原署によると、事故が起きたのは16日の午後5時35分ごろ。市原市養老付近にある小湊鉄道線の踏切を渡ろうとした30歳男性が運転する乗用車と、通過中の下り普通列車(五井発/上総中野行き、2両編成)が衝突した。

クルマは列車に押し出されて大破。運転していた男性は打撲などの軽傷を負ったものの自力で車外に脱出。残る2人は一時車内に取り残された。地元消防が救出活動を行ったが、助手席に同乗していた46歳の女性が全身強打で死亡。後部座席に同乗していた30歳の男性が足などを打撲する軽傷を負った。列車には乗客乗員6人がいたが、ケガはなかった。

現場の踏切は遮断機や警報機が設置されていない。クルマ側から線路方向の視界はあまり良くないという。警察では列車接近に気がつかずに進入したことが事故の主因とみている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  2. ヒョンデの高級車ジェネシス、『G90ウィングバックコンセプト』世界初公開…全長5.1m超の大型ワゴン
  3. ホンダ純正“犬用品”が想像以上に実用的だった…Sippo Festa 2025
  4. メルセデスベンツ、改良新型『Sクラス』をプレビュー…レベル4の自動運転が可能に
  5. ルノー『トゥインゴ』新型、欧州価格は約360万円から…フランスでは補助金適用で約320万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る