日産、欧州で小型商用車事業を強化

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は、2010年までに欧州市場での小型商用車(LCV)販売を拡大していく方針を発表した。

LCV事業は顧客のニーズに対応した、より革新的なラインアップを強化し、キャブオーバーエンジン構造を採用した小型トラックをラインナップしていく。また、販売ネットワーク強化をするため、小型トラック(LDT)の販売ネットワークが未整備な地域にボルボトラックなどとの提携によるLDT専用の販売ネットワークを拡大していく。

ボルボトラックとは、2006年に締結した販売ネットワーク協力関係の基本合意により、ドイツ、イギリス、北欧、東欧市場などのボルボトラックディーラーで『インタースター』、『キャブスター』、『アトレオン』の日産LCVモデルを販売している。

また、販売ネットワーク整備の一環として、個人・法人を含む全ての顧客にLCVのプロフェッショナルによるサービスを、車の購入からアフターケアまでフォローするため「バン・コンピテンシー・センター(VCC)」を日産の販売ネットワーク内に設立する。

今後の新型LCVモデルの市場投入は、欧州市場の拡大を視野に入れ、販売が好調なロシア市場、急速に成長している一部東欧市場、トルコなどにも市場参入していく計画だ。

欧州日産の販売・マーケティング担当のブライアン・キャロリンSVPは「日産のLCV事業は、スペイン、イタリア、フランス、イギリスなどの主要市場で長い歴史を築いてきており、大きな役割を果たしてきた。これらの市場及び未開拓のその他欧州市場において日産LCV事業のプレゼンス強化のため、競争力ある新商品の投入とともに、販売ネットワーク強化を推進していく」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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