ケンウッドとスパークス連合、日本ビクターと資本提携で合意

自動車 ビジネス 企業動向

ケンウッドと日本ビクターは、資本提携することで合意した。ケンウッドとスパークス・グループが運営する投資会社が日本ビクターに出資する。ケンウッドと日本ビクターはカーエレクトロニクス事業分野とホーム/ポータブルオーディオ事業分野での協業や両社の経営統合について今後検討する。

日本ビクターが実施する第三者割当増資を、ケンウッドと投資ファンドスパークス・インターナショナル・リミテッドが運用する投資ファンドが引き受ける。ケンウッドは200億円、スパークスは150億円出資する。ケンウッドは17.0%を出資する第2位の株主となる。これによって日本ビクターは自己資本を充実させるとともに、抜本的な経営改革を実施するための資金とする。

日本ビクターの親会社の松下電器産業は増資後、日本ビクターを子会社から持分法適用会社とするが、筆頭株主としてケンウッドと日本ビクターの経営統合を支援する。

日本ビクターは3期連続で最終赤字となるなど、業績不振が続き、親会社の松下電器は日本ビクターを売却する方針を打ち出していた。

ケンウッドと日本ビクターは2008年を目標に経営統合を目指す。経営統合では、共通の持ち株会社が事業会社の日本ビクター、ケンウッドの株式を100%保有する形態を含めて検討していく。また、両社のカーエレクトロニクス事業とホームエレクトロニクス事業は今年10月から業務提携する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  3. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る