アメリカの自動車インテリアデザイン会社、ジョンソンコントロールズが、車のシートポジションの新しいコンセプトを9月のフランクフルトモーターショーで発表する。
同社によるとコンセプトの名称はまだ決定していないが、自動車のインテリアスペースの使用法に関する革新的なアイデアを提供するものだという。ポイントはリアシートにあり、必要時以外は収納されている。ボタンのワンプッシュでリアのバルクヘッドからリアシートが飛び出す方式で、その方法は電気モーターではなくジョンソンが提唱する「メカトロニック・リリース・メカニズム」を採用。スムースでクイックな作動が特徴だという。
また、フロントシートはジョンソンの「スリムシート」を採用、超薄型のアップライトサポートながら従来のシートと同様の安全性、快適さを提供できる。またこのスリムシートのおかげでリアシートのレッグルームを非常に広くとることができる。
このシートのほか、ジョンソンが開発した「人間とマシンのコミュニケーションを最大にするインターフェイス」などを搭載し、車とモバイルデバイスをリンクさせる最新技術なども盛り込んだコンセプトになるという。