いすゞ、北米ディストリビューター業務に変更 じわりGM離れ

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いすゞ、北米ディストリビューター業務に変更 じわりGM離れ
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いすゞ自動車は、1日から、いすゞと伊藤忠商事の合弁会社のいすゞコマーシャルトラックオブアメリカ(ICTA)がいすゞディーラーとGMトラックディーラーへの直接販売を開始すると発表した。

従来、北米でいすゞのトラック販売は、いすゞとGMの合弁会社であるGM・いすゞコマーシャルトラックLLC(GMICT)がディストリビューターとしていすゞとGMの販売店にトラックを供給していた。今回、新型『Nシリーズ』(日本名『エルフ』)の北米市場への本格展開に伴って、ディストリビューター業務でのGMの関与を排除し、ICTAが直接販社にトラックを供給する方式に切り替える。

新商品の市場へのアピール、顧客ニーズへの迅速な対応、効率的な販売施策展開を強化するのが狙いとしている。

GMICTは、いすゞとGMが合弁で設立した両社の商業車の販売/マーケティングをサポートする販売会社だ。今回の販売体制の変更は、いすゞが世界的に進めるキャブオーバートラック販売を強化するための一環としており、GMとの資本提携を解消したいすゞが、GMの影響力を排除し、北米で独自の販売活動を展開するためと見られる。

新しい販売体制では、ICTAはクラス3-5(積載量3-4トンクラス)のキャブオーバートラックを、従来通り、全米200店のいすゞディーラーと約350店のGMディーラー(GMCおよびシボレー店)に供給する。また、ICTAはクラス6−7(積載量5−8トンクラス)のキャブオーバートラックもいすゞディーラーで販売する。

いすゞは北米トラック市場で、2006年には2万7400台を販売したが、将来的には5万台の販売を目指している。

《レスポンス編集部》

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