自家用乗用車の世帯当たり台数…初めて後退

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自家用乗用車の世帯当たり台数…初めて後退
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自動車検査登録情報協会は9日、わが国の2007年3月末現在の自家用乗用車の世帯当たり普及台数が1.107台になったと発表した。前年の1.112台から減少した。前年まで毎年、最高を更新していたが、初の減少となった。

世帯当たり普及台数の減少は、新車販売の不振から保有台数の伸びが鈍化したこと、とくに登録車が減少したことが理由。

自家用乗用車の保有台数は5723万6620台で前年比41万2131台(0.7%)増加、世帯数は5171万3048世帯で61万1043世帯(1.2%)増加した。

世帯数は、毎年50万−60万世帯増え、増加傾向を示している。自家用乗用車保有台数は、1990年から97年まで年間200万台前後で増加していたが、2003年から06年までは年間増加数が80万−90万台に落ち込んでいる。

2007年の自家用乗用車の保有台数は、軽自動車が1528万0951台(前年比93万0561台増、6.5%増)で18年連続増加したのに対し、登録車は4195万5669台(51万8430台減、1.2%減)で2年連続減少し、年間増加数が41万2131台と大幅に鈍化した。

都道府県別にみると、1:福井(1.766台)、2:富山(1.734台)、3:群馬(1.695台)、4:岐阜(1.693台)、5:山形(1.659台)。上位13県で1.5台以上の普及となっている。世帯当たり1台以上普及しているのは前年同様42道県。

世帯当たり1台に満たないのは、47:東京(0.521台)、46:大阪(0.719台)、45:神奈川(0.801台)、44:京都(0.912台)、43:兵庫(0.966台)。

《高木啓》

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