【日産 スカイラインクーペ プロト】高回転域まで精緻なエンジンフィーリング

自動車 ニューモデル 新型車
【日産 スカイラインクーペ プロト】高回転域まで精緻なエンジンフィーリング
【日産 スカイラインクーペ プロト】高回転域まで精緻なエンジンフィーリング 全 4 枚 拡大写真

新型『スカイラインクーペ』のメカニズムの目玉が、VVEL(通称“ブイベル”)と呼ばれる吸気側バルブのリフト&タイミング連続可変機構だ。

【画像全4枚】

BMWが「バルブトロニック」で先鞭をつけ、先頃トヨタが「バルブマチック」で追従したこの機構のメリットは、第一に吸気バルブのリフト量で吸入空気量を直接制御できるため、スロットルバルブを廃してポンピングロスを減らすことができるということ。また、バルブタイミング制御と組み合わせることで、排ガスのクリーン化にも貢献する。

VVELの特徴は、他のシステムのように吸気側の通常のカムシャフトを持たず、上下ふたつの偏芯カムと、その間に挟まれた揺動カムを組み合わせたリンク機構によってバルブを駆動する点にある。これらの角度をずらし、位相を変化させることによってバルブリフト量を可変させるのだ。

この機構のメリットは「制御の幅の広さと、高回転域での追従性のよさ」(木賀新一氏:パワートレイン技術開発部)だという。実際、バルブリフトの可変範囲はBMW、トヨタの方式を大きく凌ぐ。また「バルブを開くだけでなく閉じるところまでバルブスプリング任せではなく、カムで制御できるのです」(前出:木賀氏)と、つまりは高回転域でも正確なリフト量制御が可能になるおかげで、回転計のレッドゾーン表示は7500rpmから、そして実際にはそれを超えてもまだ回る爽快なフィーリングを実現しているのである。

さらに、このVVELの採用によって、燃費も「VQ35DE」型に対して約8%向上しているという。排気量を拡大していながら燃料消費は低減させる。これが可能になったのはVVELのおかげだ。ちなみに排出ガス低減レベルも4つ星のSU-LEVを達成。直噴を採用しなかったのは、インフィニティが展開している含有硫黄分の多いガソリンしか手に入らない地域にまで輸出するすることを考えてのことと思われるが、VVELは見事それに匹敵する効果を獲得しているのだ。

《島下泰久》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 国産初「1.8ツインカムターボ」搭載、7代目トヨタ『コロナ』の実力【懐かしのカーカタログ】
  2. 新型トヨタ『セリカ』、2.0ターボ+4WDで復活か…全貌に近づく
  3. マツダ『CX-60』大規模刷新へ、内外装からエンジンまで…ラージ商品群4車種をテコ入れ
  4. 新型シボレー『コルベット Z06』発売に「欲しすぎる」「かっこいいじゃないですか」、SNSでは憧れの声
  5. 三菱『パジェロ』3階層のシリーズ展開へ…軽も登場、壮大なシリーズ化が始まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る