ポルシェ・ジャパンは、ミッドシップ・スポーツクーペの『ケイマンS』に新たにデザイン的要素を加えた限定モデル、「ケイマンSポルシェ・デザイン・エディション1」を限定15台で販売すると発表した。ポルシェ・デザイン社がプロデュースした。
ブラックのボディカラーを採用し、35年前にポルシェ・デザインのフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェが生み出した腕時計『クロノグラフ1』と相通ずるものを感じさせる。
ポルシェ・デザインはケイマンSを洗練させ、ラグジュアリーさとクラス感を演出した。黒のレザーとアルカンターラのインテリアは、ポルシェデザインのクロノグラフを手本にリファインしたインストゥルメント・ダイヤルと調和している。
センターコンソールとダッシュボード、ドアトリムも同様に黒いペイントを施し、さらに3本スポークステアリングホイールとシフトバー、サイドブレーキのグリップ、ルーフライニングは滑り止めの役割も果たす黒いアルカンターラで覆っている。ヘッドレストにはエンボス加工でポルシェ クレストが型押しされる。
また、技術面でも改良を加えた。ポルシェアクティブ サスペンションマネージメント(PASM)を装備し、ノーマルのケイマンSと比較して車高が10ミリ低くなった。足下には19インチの911ターボホイールを履き、フロントが235/35ZR19、リアが265/35Z19のタイアを装着する。
ポルシェ・デザイン・スタジオは、フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェが35年前に創設して以来、工業製品やラグジュアリーアイテムなど様々な商品のデザインで世界的にトップクラスの名声を得ている。
ケイマンSポルシェ・デザイン・エディション1は世界限定777台のみの生産で、グローブボックスのふたにシリアルナンバーが刻印される。
価格は953万円で、ギアボックスはティプトロニックSのみ。