スーパー耐久シリーズの2007年第5戦は、9月1・2日に岡山国際サーキットにて開催された。総合優勝は、STクラス1の3号車ENDLESS ADVAN Z(影山正美/青木孝行、第3ドライバー藤井誠は出走せず)。総合ポイントを106点とし、クラス王座獲得にかなり有利な状況となっている。
レースは、ポールの3号車がホールショットを決めてスタート。しかし、サーキットで最も北寄りのアトウッドカーブでSTクラス3の「フェアレディZ」ばかりが5台もクラッシュし、3周目までセーフティーカーランとなる。
レース再開後、3号車を50号車「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」が追走し、12周目にはトップの座を奪取。前戦のようにこのまま50号車がリードを広げていくかと思われたが、今回は3号車も譲らない。ピットインを繰り返すたびにトップが入れ替わるマッチレースが展開される。
そして両車が最後のピットインを終え、その時点では3号車が15秒のリード。しかし、それは左側2本だけの交換で稼いだ差だった。4本交換によりペースが速い50号車は、徐々に3号車に詰め寄っていく。が、最後はコンマ9秒届かず。3号車が接戦を制した。
STクラス2は、盤石の強さを見せる11号車「オーリンズ・ランサーEVO・MR」(木下隆之/中谷明彦)が5連勝。残り2戦を残し、早々にクラス王者2連覇を達成した。
STクラス3は序盤のアトウッドでのクラッシュで、ポイントリーダーの113号車「カルラレーシング☆ings北海Z」(大井貴之/伊橋勲/武居義隆)が消える波乱。27号車「FINA GSX ADVAN M3」(長島正興/村田信博/小林且雄)が優勝し、ポイントランキングが混沌としてきた。STクラス4では、73号車「PSY.ERG.ED.A-ONE.DC5」(山本すばる/小林崇志)が優勝している。
次回第6戦は、2か月近く先となる10月27日・28日。宮城県スポーツランドSUGOで開催される。