新日鉄と三菱重工、橋梁事業で提携

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新日本製鉄と三菱重工業は、橋梁分野で事業提携を締結することで合意した。新日鉄の子会社新日鉄エンジニアリングと三菱重工の子会社三菱重工橋梁エンジニアリングが事業提携することで合意した。

橋梁の材料、開発・設計、製造、現地施工から保全に至るまで、両社の得意とする技術・ノウハウを融合させ、新たな高度技術案件に迅速、効率的に対応して、事業強化を図っていく。

具体的には、デザインビルド(設計/施工一貫方式)案件など高度な技術提案プロジェクトや大型プロジェクトなどに共同で取り組んでいくほか、新製品・新技術の開発や、アセットマネジメントなど予防保全事業の創出について連携する。また、両社が保有する研究開発技術や特許技術、架設機材などの相互活用を行っていくほか、購入品の共同調達、人材育成のための共同の取り組みなども推進する。

新日鉄エンジニアリングは、鋼材をベースに材料・溶接・防食を始めとする一貫開発体制を持ち、橋梁だけでなく、海洋構造物・ケーブルなど鋼構造事業全般に技術基盤を保有している。三菱重工橋梁エンジニアリングは、三菱重工の橋梁部門が2006年4月に分離・統合して発足した橋梁を主体とする事業会社。長大橋・特殊橋をはじめとする豊富な施工実績と多数の技術者を擁する。耐風・耐震・特殊施工技術などに高い技術開発力を保有する。

橋梁事業は、談合事件が発覚し、談合に対する監視の目が厳しくなっており、受注競争も激化している。今回の提携は、経営資源を相互有効活用することで、シナジー効果を生み出し、競争力を強化しつつ、厳しい市場変化を乗り切っていくことで両社の思惑が一致したとしている。

両社は、基本合意に基づき、事業提携を推進するが、必要に応じ、橋梁以外の製品・事業への提携の拡大や、提携関係の強化も検討していく。また、さらなるメリットが得られると判断すれば、他のメーカーの参画についても協議する。

《レスポンス編集部》

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