【新聞ウォッチ】日産、新車復調に水を差す“コップ鉛事件”

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年9月8日付

●日産、中国製コップから基準超す鉛検出(読売・34面)

●松本引越センター社長自殺(読売・35面)

●トヨタ、対米戦略に影響、想定外の専務引き抜き(毎日・10面)

●NY円急伸 113円台(毎日・11面)

●「クリーンな自動車の究極型」三菱自動車 東京モーターショー出展(産経・8面)

●飲酒運転厳罰化19日にスタート、罰金最高100万円に(東京・28面)

●自動車ローン、オリコ・伊藤忠提携(日経・7面)

ひとくちコメント

8月の登録車の新車販売台数が23か月ぶりに前年同月比プラスに転じた日産自動車。その明るい兆しに水を差すような“鉛事件”が起こった。

8月から全国の販売店で車の試乗記念として約8万7000人に記念品として渡したコップのふたから、食品衛生法の基準を超える鉛が検出されたというのだ。

コップは、中国のメーカーが製造したもので、コップを受け取ったユーザーが「アイスコーヒーを入れて飲んだら気分が悪くなった」と日産の相談窓口に連絡。調査の結果、ふたのプラスチックから基準値の1.3倍の鉛が検出されたという。日産は販売店に対し、すべて自主回収するように要請したそうだが、車の欠陥ではなく記念品を自主回収するケースも珍しい。

きょうの各紙が社会面の片隅に小さな記事で報じているが、『セレナ』や『エクストレイル』などの新車が好調なだけに、日産にとって今回の“鉛事件”は、コップの中の嵐とはいかないようだ。

《福田俊之》

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