メルセデスベンツは11日、同日のメディアデイから開幕したフランクフルトモーターショーで未来の高級ツーリングセダン、『F700』を披露した。快適と環境、動力性能と燃費がそれぞれ両立させることを意図した。
最大の特徴は「DIESOTTO」(ディーゼル+オットーか)エンジン。排気量1.8リットルの4気筒エンジンで、燃料直噴とターボチャージャーを組み合わせる。燃料はガソリンだが、ディーゼルエンジンと同じように自己着火させる。過給は2段階で、自己着火は制御されている。
DIESOTTOはスパークイグニッション・エンジンの高出力と、ディーゼルのトルク、燃費とを両立させたという。現行『Sクラス』の3.5リットルV6・NAガソリン、あるいは3.0リットルV6ターボディーゼルなみのパフォーマンスを発揮するそうだ。
サスペンションには「PRE-SCAN」というアクティブサスを採用。
F700の全長は5.17m。