メキシコのテロで自動車メーカーに影響

自動車 ビジネス 企業動向

メキシコ政府は同国北部、ベラクルスで起きた天然ガスパイプラインへの爆弾テロの首謀者を、「ポピュラー・リベレーション・アーミー」を名乗る左翼グループと断定した。この爆破により、6本のパイプラインが使用不能状態に陥り、メキシコ国内の天然ガス供給の25%がカットされる事態に陥っている。

被害を受けているのは一般家庭だけではなく、メキシコに工場を持つメーカーも同様だ。GMはトルカにあるメキシコ第二の組み立て工場を閉鎖、ホンダもエル・サルトにある組み立て工場での操業を停止した。メーカーだけではなく、メキシコ国内には100を超える自動車関連のサプライヤー工場があり、これらも一時的な操業停止を余儀なくされている。

メキシコ政府は現在のところパイプラインがいつごろ復活するのかについてメドが立たない状況、としている。期間が長引けば、米国自動車メーカーの生産プランにも影響を及ぼしかねない。各メーカー、プラントでは米国からのLPG調達などを図っているものの、工場の再開スケジュールは未定のままだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. BMW『3シリーズ』が50周年! 日本だけの限定車発表に、SNSでは悲喜こもごも?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る