“光るグリル”とダークカラーで新型『ムーヴ』と『タント』が大変身!「クロメキ」デザイン開発のねらい…東京オートサロン2026

ダイハツ ムーヴクロメキ(東京オートサロン2026)
ダイハツ ムーヴクロメキ(東京オートサロン2026)全 26 枚

ダイハツは「東京オートサロン2026」に軽自動車の新型『ムーヴ』と『タント』をベースにした、『ムーヴクロメキ』と『タントクロメキ』を出展。光るフロントグリルとリアガーニッシュを採用し、ダークトーンでまとめ「大人のかっこよさ」を追求した。

【画像】ダイハツ「ムーヴクロメキ」と「タントクロメキ」

この2台、今回はコンセプトカーとして発表されたものだが、市販を見据えているものだという。いわゆるテストマーケティングとして市場の反響を見る目的で展示されたということだ。

ダイハツデザイン部第2デザインクリエイト室の前西恭介さんは、「クロメキ」について「漢字で光る偏に黒と書く造語です。クロームメッキという言葉にかけ、黒く輝くというイメージで、今回のこのショーのために作りました」と説明する。

◆ムーヴクロメキは「よりスポーティー」に

ダイハツデザイン部第2デザインクリエイト室の前西恭介さんダイハツデザイン部第2デザインクリエイト室の前西恭介さん

ムーヴクロメキは、ダークトーンにこだわった内外装で、落ち着いた大人のかっこよさを追求したモデル。「ノーマルとは少し違うスタイルを目指し、ダンディでシックに落ち着いた表現にした」と前西さんは説明する。ムーヴにはアナザースタイルという用品(パッケージオプション)の中に「ダンディスポーツスタイル」というものがある。このスポーツ方向をより強化したものがこのムーヴクロメキだ。「よりスポーティーで、走りそうな雰囲気でコーディネートしています」とのこと。

特に前西さんのこだわりは、「前後にLEDのパネルを新たに採用したこと」だという。フロントはヘッドランプとグリルが横一文字と繋がりワイドに見せ、リアは、「U字で繋がりワイドで凄みがある感じが見どころです」と説明。

ダイハツ ムーヴクロメキ(東京オートサロン2026)ダイハツ ムーヴクロメキ(東京オートサロン2026)

ボディカラーも、「純正色のブラックマイカに今回専用のマットグレーを組み合わせました」。この理由は、「艶の有無によるコントラストを見せたいことと、ダークトーンの黒とそれよりも少し明るめのグレーのコントラストにすることで、より全体が黒く見えることを狙っています」と話す。

インテリアは、シートカバーとアームレストにスウェード調の表皮を巻き直し、ステアリングカバーも本革調のものを採用。インパネやダッシュボードも艶消しのブラックに変更。ドリンクホルダーのベゼルガーニッシュやドアトリムはピアノブラックにするなど、全体を黒基調のダークトーンにすることで、「シックなコーディネートにしました」と述べた。

◆タントクロメキは「全部顔」が合言葉

ダイハツ タントクロメキ(東京オートサロン2026)ダイハツ タントクロメキ(東京オートサロン2026)

タントクロメキは、都会の夜に似合う迫力をフロントフェイス等で表現したモデルで、「凄み」を表現した。

「一番見ていただきたいのはフロントフェイス。“全部顔”を合言葉に、上から下までがひとつの顔なんだという強いインパクトを持たせるために、厚みのある構成にしています」。標準のタントのフロントフェイスは、「下が分厚く上が薄いという二段構成ですので、そこはしっかりと生かしながら、ソリッドで固まり感のある顔つきにしました」と前西さん。

ダイハツ タントクロメキ(東京オートサロン2026)ダイハツ タントクロメキ(東京オートサロン2026)

インテリアもエクステリアと同様に迫力がポイントだ。「インパネにマットを敷いており、エアコンベゼルやステアリングスポークのあたりにはパープルを配しました。蛍光や蓄光ではないのですが、クロームなのである程度薄暗くても割と目立ちます」とコメント。シートカバーやステアリングカバーもホワイトの合皮を採用している。

ムーヴとタントの新たな魅力を引き出した「クロメキ」の2台、会場の反響によっては市販を検討していくようだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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