15日午後、山梨県大月市内の中央自動車道下り線で、エンジン故障のために登坂車線へ停車していた軽乗用車に対し、後続の普通トラックが追突。車外に出ていた運転手は押し出されたクルマに弾き飛ばされ、約14m下まで転落して重傷を負った。
山梨県警・高速隊によると、事故が起きたのは15日の午後1時50分ごろ。大月市笹子町黒野田付近の中央自動車道下り線で、エンジン故障を起こして登坂車線で停車していた軽乗用車に対し、後ろから走ってきた普通トラックが追突した。
軽乗用車を運転していた47歳の男性は車外に出ていたが、追突されたクルマに押し出され、そのまま約14m下の路外まで転落。腰の骨などを折る重傷を負った。軽乗用車に同乗の41歳女性も打撲などの軽傷を負っている。
地元消防は転落した男性の救出活動を行うとともに、神奈川県に対してドクターヘリでの搬送を依頼。ドクターヘリは同日から中央道本線上での離着陸が可能となり、この事故が本線上からの搬送第1号となった。男性は神奈川県伊勢原市内の病院に収容されている。
警察ではトラックを運転していた47歳の男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。