山田洋次監督「芸術とビジネスは仲の悪い夫婦」…コ・フェスタ07

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
山田洋次監督「芸術とビジネスは仲の悪い夫婦」…コ・フェスタ07
山田洋次監督「芸術とビジネスは仲の悪い夫婦」…コ・フェスタ07 全 3 枚 拡大写真
19日に開かれた「CoFesta2007」のオープニングイベント、「映画がビジネスであるという考え方から『コンテンツ』という言葉が使われるようになったようですが、映画の誕生の時はビジネスそのものだった」と語る山田洋次監督。

ビジネスにすぎなかった映画を芸術にまで高めたのは映画監督と呼ばれる人たちだ。見せ物として存在していた映画が、人や社会を描いて人を感動させ、芸術や文化にまでなったのは映画誕生から30年も40年もあとになってからという。

山田洋次監督は「映画における、芸術性とビジネス性は対立するもので、ちょうど仲の悪い夫婦が一緒に暮らしているようなもので、しかし作品という子供を生みださなければならない、そこが映画の面白いところ」と語った。

山田監督は若い監督達にむけて「映像作家としてのプライドを失わないで、素敵な作品を作ってほしい」とメッセージを残した。

芸術だけでは食べてはいけない、ビジネスだけではつまらない、しかし作り手があきらめてしまったら芸術性は生まれない、その微妙なバランスが映画作りの面白みだろう。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る