山田洋次監督「芸術とビジネスは仲の悪い夫婦」…コ・フェスタ07
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ビジネスにすぎなかった映画を芸術にまで高めたのは映画監督と呼ばれる人たちだ。見せ物として存在していた映画が、人や社会を描いて人を感動させ、芸術や文化にまでなったのは映画誕生から30年も40年もあとになってからという。
山田洋次監督は「映画における、芸術性とビジネス性は対立するもので、ちょうど仲の悪い夫婦が一緒に暮らしているようなもので、しかし作品という子供を生みださなければならない、そこが映画の面白いところ」と語った。
山田監督は若い監督達にむけて「映像作家としてのプライドを失わないで、素敵な作品を作ってほしい」とメッセージを残した。
芸術だけでは食べてはいけない、ビジネスだけではつまらない、しかし作り手があきらめてしまったら芸術性は生まれない、その微妙なバランスが映画作りの面白みだろう。
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