ブリヂストンF1ミーティング…2輪と4輪の頂点へ

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ブリヂストンF1ミーティング…2輪と4輪の頂点へ
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今年のF1日本GPは、1976-77年の2度の開催(76年の大会名称はF1世界選手権イン・ジャパン)以来、30年ぶりの開催となる富士スピードウェイが舞台だ。ブリヂストンにとって富士は、「76年にスポット参戦でF1デビューを果たした地」(荒川詔四社長)でもある。

同社の安川ひろし・モータースポーツ推進室長は26日の「BRIDGESTONE F1 PRESS MEETING」で、当時の思い出話を披露した。

「雨の中、我々のタイヤで星野一義選手(当時。現在はチーム・インパル監督)が一時3位という素晴らしい走りをしてくれました。『星野選手は凄い』と言われるのと同じく、『ブリヂストンのレインタイヤもスーパーだ』という評価をいただくことができた。でも当時は、まだまだ世界(の舞台)との技術的な差は大きかったんですね。あれから、F1という世界ナンバー1の舞台で戦うことを夢見て、我々はチャレンジを続けていったんです」。そして今、ブリヂストンは世界で唯一のF1タイヤ供給メーカーとなっている。

ブリヂストンのモータースポーツ活動はF1だけにとどまらない。荒川社長は、「やはり我々がタイヤを供給しているGP2シリーズから巣立ったルイス・ハミルトン選手のF1での活躍は、大きな喜びです」とも語っている。

また、2輪最高峰での躍進にも触れ、「先週末の日本GP(もてぎ)で、ブリヂストンを使っているケイシー・ストーナー選手(ドゥカティ)がチャンピオン獲得を決めました。ブリヂストンにとってはMOTO GP参戦6年目でのタイトル獲得です」。これで今季、2輪と4輪の頂点独占が確実となった。F1はワンメイクだから当然、と言うなかれ。全11チームへの公平性を保つ努力は、まさしく賞賛に値するのだから。

グランプリに持ち込むタイヤ本数は約2200本。これは5チーム供給だった昨年から倍増に近い数字となっている。

《遠藤俊幸》

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