日本GP決勝(9月30日)、2回目のセーフティカー走行時に接触したレッドブルのマーク・ウェーバーとトロロッソのセバスチャン・ベッテル。レース終了後、ベッテルは中国GPでの10番グリッド降格のペナルティを受けたが、処分されるのはベッテルだけではない可能性が出ていた。
チャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトンが原因だ。これは日本GPをグランドスタンドから撮影していたファンが「YouTube」に投稿したものをFIA見つけ、調査に乗り出したものと伝えられている。
被害者となったウェーバーも、「彼(ハミルトン)はセーフティカーランのときにふざけた真似をしてくれた。レース前のドライバーズミーティングであのような事態を想定して話したときも、ルイスは同じ速度をキープすると誓っていたはずなのに、実際は全く守られなかった」と、ハミルトンが故意にスピードを極度に抑えたとして怒り心頭だった。
中国GPの金曜日、FIAから事情聴取を受けたハミルトンだったが、結果は無罪。また、ベッテルに課せられるはずだった10グリッド降格処分も取り消されている。