【CEATEC07】東芝の実験的な車載情報システム

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【CEATEC07】東芝の実験的な車載情報システム
【CEATEC07】東芝の実験的な車載情報システム 全 3 枚 拡大写真

『CEATEC JAPAN 2007』(2−6日、幕張メッセ)、大手家電メーカーの中には実験的な車載システムを参考出展しているところもあった。東芝は“オートモーティブ”というコンセプトのもと、自社開発した技術を応用した車載システムを展示した。

出展されたのは、RISCコアとグラフィックコントローラを1チップ化した車載ディスプレー用SoC(主要機能をまとめて搭載したチップ)『TX4961』、デジタルコンテンツをさまざまな機器間で再生・バックアップ・リストアを可能とするシステム『SDconnect』、高い接続性品質と多彩な音楽機能を融合させたカーオーディオ/カーナビ用『Bluetooth LSI』。

これらを組み込んだ、車載情報リファレンスモデル(ステアリング周り、メーター類、カーオーディオ、カーナビの統合システム)を参考出展していた。

同システムは、カーオーディオとカーナビの部分は内部機構的な部分なので外見上ではわかりづらいが、メーター類は近未来的。メーター類はすべてCGで描かれていて、中央にはバックで車庫入れなどをする際にアシストする全周囲映像が表示される仕組みだ。恐らくパナソニックで展示されていた同様のシステムと同じ仕組みと思われ、前後左右の車載カメラから、トップビューとしてクルマを見下ろす映像を合成しているにしていると思われる。

また、ハイブリッドカーに利用できる技術として、低損失が特徴の次世代パワーデバイスも出展。インバータが小型化されることで、現在はインバータとエンジンそれぞれのために装備されているラジエターが、共用でひとつになるなど、燃費の向上、室内空間の拡大、デザイン性・衝突安全性の向上をうたっていた。

《デイビー日高》

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