【東京モーターショー07】日産 ピボ2…ロボッティック・インターフェイス

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【東京モーターショー07】日産 ピボ2…ロボッティック・インターフェイス
【東京モーターショー07】日産 ピボ2…ロボッティック・インターフェイス 全 7 枚 拡大写真

キャビンがクルクル回転する可愛いデザインのコンセプトカー、日産『PIVO』(ピボ)は、05年東京モーターショーにおいてトップクラスの人気を博したモデル。そのPIVOが今年の第40回東京モーターショーに、『PIVO2』として帰ってくる。

PIVO2のテーマは、人とクルマの新しい関係を構築する「フレンドリーイノベーション」。エクステリアは見る人に親しみを感じてもらえるよう、知的生命体(クリーチャー)をイメージしたものに、また格段に進化したバイワイヤ技術(ステアリングやスロットル、ブレーキなどをコクピットと機械的に結ばず、リモートコントロールする技術)によって、4輪独立駆動、独立操舵を可能とし、縦列駐車や定点旋回といった動きを自由自在に行うことができる。

さらに、インテリアに新たに「ロボティック・インターフェース」を装備した。これはダッシュボードから子供が顔を出しているようなデザインのコミュニケーションエージェントで、両目の部分には3Dカメラが設置されている。このカメラでドライバーの表情をスキャンして心理状態や疲れの度合いを読み取り、ドライバーと言語でコミュニケーションを取るのだ。

今年の東京モーターショーの日産ブースでは、このPIVO IIのパフォーマンスが毎日のように行われる予定。クルマ、ロボティック・インターフェースとも、動きの多彩さや完成度は想像以上に高く、同ブースで披露される新型『GT-R』と人気を二分することは間違いないところだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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