フォードグループが125万台の大量リコールの必要に迫られ、頭を抱えている。
フォード製のいくつかのモデルのクルーズコントロールスイッチに対する苦情が過去数多く寄せられていたが、フォードでは欠陥を否定して来た。しかしついにリコールに応じざるを得ない状況となったが、対象モデルは1992年から1998年まで、実に6年間に及ぶ。
初期のものではすでにパーツ生産を打ち切ったものもあり、リコールしても修理が不能だという。
対象モデルは、92-97年のリンカーン『タウンカー』、92-97年のフォード『クラウンビクトリア』、92-97年のマーキュリー『マルキス』、93-95年のフォード『トーラスSHO』、93-98年のリンカーン『マークVIII』、94年のマーキュリー『カプリ』。
不具合を指摘されながら、10年以上も否定し続けたフォードの姿勢が、改めて問われている。