住友商事、ベトナムの日野系ディーラーへ資本参加

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住友商事は、日野のベトナムの販売代理店最大手のチュンロン・エンジニアリング社が発行する第三者割当増資の一部を引き受け、25.56%出資して経営に参画すると発表した。住友商事の出資金額は、約100万米ドル。

住友商事は従来、日野モーターベトナム向けにCKDと完成車の輸出を手がけてきたほか、ベトナムで既にトヨタ車ディーラー事業をハノイ、ホーチミン両市にて展開している。ベトナムで商用車ディーラーに参画するのは日本企業で初めて。

チュンロン・エンジニアリング社は、1998年に設立され、日野モーターベトナムの傘下ディーラー13社の中で、2004年以降、3年連続で最多販売の実績を持つ専業ディーラー。同社は、日野ベトナム製の新車トラック、純正部品の販売、整備・修理サービスに加え、ダンプ車、クレーン車などのトラック架装用ボディーの製造・販売も行っている。

住友商事は、これまで培ったディーラーの経営ノウハウと経験をチュンロン・エンジニアリング社の経営管理体制の質の向上に役立てるため、資本参加し、積極的に事業基盤の拡大も図っていく。

具体的には、バスやバスボディーの製造、ミキサー車や高所作業車などの高付加価値のボディー製造などを検討し、商業車の小売販売だけでなく、ベトナムでの商業車ボディー製造の総合メーカーとしての地位を確立することで、収益の向上を目指す。トラック用クレーンの販売及びメンテナンスについては、タダノと代理店契約を締結しており、ダンプトラック、ミキサー車の製造についても日系ボディーメーカーとの技術提携に向け、契約交渉を進めていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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