ユアサ商事と三井リース事業は、建設機械分野の提携に向けて協議することで合意した。
両社は、建設機械事業の発展を図ることのを目的に、ユアサが持つ販売機能と三井リースが持つ多彩な金融機能を活用するための共同事業会社の設立を検討する。
共同事業会社は、共同出資会社の設立か、ユアサが建設機械分野を分社化して、三井リースが出資する形をとるか検討する。今年度中に基本合意を目指す。
共同事業会社は、ユアサの豊富な取扱商品群と提案営業力、三井リースの総合リース会社としての資金調達力・与信審査力・顧客管理システムおよび多様な金融サービスを併せ持つ複合機能会社として、顧客への提案力が向上し、競争力の強化が図れると見ている。
加えて、リース終了機の転売について、共同新会社は自前の中古建機オークションYUMACで販売できるため、不足している中古建設機械についての商材増加に結びつく。
さらに、海外戦略の推進に関して、両者の持つ海外ネットワークを活かし輸出入事業の拡大を進める方針だ。