【東京モーターショー07】ジヤトコの7AT、日産車に搭載へ

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー07】ジヤトコの7AT、日産車に搭載へ
【東京モーターショー07】ジヤトコの7AT、日産車に搭載へ 全 2 枚 拡大写真
第40回東京モーターショーの北ホールにあるトランスミッションメーカー、ジヤトコのブースにおいて、RWD(後輪駆動)用の7速ATが参考出品されている。

これまでジャトコのRWD用ATは5速にとどまっていたが、これでATの多段化という世界のトレンドに追いついた格好だ。今から18年も前に、日産『セドリック/グロリア』で世界に先駆けて量産5速ATを出したメーカーとしては、ようやく面目が立ったというところだろう。

乗用車用の量産ATでもっとも多段化が進んでいるのは、トヨタ自動車のレクサス『LS』、同『IS F』などに採用されているアイシンAWの8速AT。ジャトコの7速ATはそれより1段少なく、内部のクラッチもアイシンAW製8速の4枚に対して3枚にとどまっている。が、オーバーオールの変速比は6前後は確保されているという。スペック的には悪くない。

この7速ATは『スカイライン』や次期『フーガ』、次期『フェアレディZ』など、日産のRWDモデルに順次採用されるとみられている。これまで日産のプレミアムセグメントモデルはATのスペックの貧弱さが弱点のひとつになっていたが、7速ATの登場でそのネガについては解消されるものと思われる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. 公道走行不可、メルセデスAMG最強「GT2エディションW16」発表…F1技術搭載で830馬力
  4. アストンマーティンのベビーカー、「ハイパフォーマンスな子育てを」…eggとコラボ
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る