ジャガーとランドローバーはインドへ?

自動車 ビジネス 企業動向
ジャガーとランドローバーはインドへ?
ジャガーとランドローバーはインドへ? 全 2 枚 拡大写真

フォードグループが売却を検討しているPAGグループの2ブランド、ジャガーとランドローバーに対する入札の第二ラウンドが開始した。現在のところ、最有力と見られているのはインドのタタ・モータースだ。

入札にはタタの他、リップルウッドを始めとする投資会社が数社、その中には元フォードCEOであるジャック・ナッサー氏をアドバイザーとする会社も含まれている。ただしクライスラーグループを買収したサーベラスは、第一ラウンドには参加したもののジャガー、ランドローバーからはリタイアした模様。

フォードでは2つのブランドを合わせて82億ドル程度の売却を希望している、と言われている。投資会社は米住宅のサププライムローン問題などで困難な局面を迎えており、この金額を出しても世界に通用する有名ブランドを入手したい、という意味ではタタが最有力として浮上している。

ただしフォードを実質的に放逐された形のナッサー氏も、2つのブランドを手中にして自動車業界でのカムバックを果たすという執念があり、最終的にはこの2社の争いになるのではと見られている。

現在労使協議中のフォードは、退職者への医療保険基金などを設立するためすぐにでも現金が必要だ。入札内容によっては、来週にも売却先が発表となる可能性は決して低くない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る