日産自動車は、台湾の子会社である裕隆日産汽車の本社敷地内にある「裕隆日産デザインセンター」をリニューアルし、施設をメディアに公開した。
このデザインセンターの前身である「裕隆アジアデザインセンター」では、『エクストレイル』、『ブルーバード』、『セフィーロ』、『セレナ』、『ベリータ』、『マーチ』などのモデルを、中国や台湾の顧客のし好に合うように、デザイン改修を行うことを主な業務としていた。
今回リニューアルした裕隆日産デザインセンターでは、2003年の組織発足時点から他の日産のデザインスタジオと同様、グローバル市場をターゲットとしたデザイン活動を行っている。
今回、その機能を高め、他のスタジオとの連携をより深めるため、最先端のデジタルモデリングシステムやデザイン設備を導入した。敷地面積5840平方メートルに建てられた総面積3300平方メートルの施設には、エクステリアデザイン、インテリアデザイン、デジタルデザイン、カラーデザイン、クレイモデリング、デザインリサーチ&マネジメントの6部門があり、従業員数は約40人。
現在、日産のデザインスタジオは、日本(厚木・原宿)、米国(サンディエゴ・デトロイト)、英国(ロンドン)、台湾(苗栗縣三義)に合計6か所にあり、グローバルで一環したデザインメッセージを発信するため、日々デザイン活動を行っている。