住友電工、TOBで日新電機を子会社化へ

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住友電気工業は、持分法適用会社の日新電機の株式公開買付け(TOB)を実施して連結子会社化すると発表した。

現在、住友電工は、連結子会社の東海ゴム工業と合わせて日新電機の32.45%出資している。

日新電機は現在、電力用コンデンサをはじめ受変電設備、調相設備、制御システムなどの電力機器事業や半導体製造用イオン注入装置、電子線照射装置、薄膜コーティングなどのビーム・真空応用装置事業を展開している。

主力の電力機器事業は、国内需要に加え、中国における電力需要の拡大にともなう現地需要が堅調に推移しているが、国内公共投資の減少、国内外の競争激化による価格低下、原材料価格の高騰など、事業環境が厳しくなっている。

住友電工は日新電機と連携を強化して、成長が見込まれるアジア、中近東などの新興国での市場開拓、営業ネットワークの相互活用による両社の製品拡販などを検討していく方針で、連携を強化するため、子会社化する。

CO2削減に寄与する超電導応用製品や電力エネルギー制御に重要な役割を占めることが期待されるシリコンカーバイドなど、特に環境・資源・エネルギー分野での新製品・新規事業の創出を推進する。

TOBの買付け価格は1株につき800円で、2000株の取得を目指す。買付け総額は160億円を見込んでいる。買付け期間は11月6日から12月5日まで。

《レスポンス編集部》

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