【東京モーターショー07】シェフラーLUKのダブルドライクラッチ

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【東京モーターショー07】シェフラーLUKのダブルドライクラッチ
【東京モーターショー07】シェフラーLUKのダブルドライクラッチ 全 1 枚 拡大写真

独部品大手、シェフラーグループ傘下のLUKは、第40回東京モーターショーに新しいタイプのダブルドライクラッチを出品している。このクラッチは、フォルクスワーゲンのDSGに代表されるDCT(ダブルクラッチトランスミッション)向けの新製品だ。

DCTの機構は2組のクラッチ、2系統の変速機構を用いて、機械式ATの変速のタイムラグを限りなく小さくするというもの。1-3-5速、2-4-6速にそれぞれ1つずつクラッチが装備され、1速から2速に切り替わる時は1速側のクラッチをリリースするのと同時に2速側のクラッチをつなげ、瞬時に2速へ。3、4、5、6速間の切り替えも同様に行う---という原理だ。

DCTには従来、湿式クラッチが用いられてきたが、ここに来て部品メーカー各社は燃費効率やレスポンス面で有利な乾式ダブルクラッチをリリースしてきた。LUKの製品はそのなかでもかなりのシェアを占めるとみられている。最初に搭載されるのは、フォルクスワーゲンの新型7速DSGになる見通しだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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