ブリヂストン、メキシコの新工場が操業---海外工場で初めてBIRD

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ブリヂストンは、ブリヂストン・アメリカス・ホールディング・インク(BSAH)、ブリヂストン・ファイアストン・ノースアメリカン・タイヤ・エルエルシー(BFNT)、ブリヂストン・ニューマティコス・デ・モンテレー・エッセアー・デ・セーヴェー(BSMR)がメキシコのヌエボ・レオン州モンテレーで、新タイヤ工場の開所式を実施したと発表した。新工場はブリヂストングループの革新的タイヤ生産システムを日本国外で初めて導入した。

開所式では、BSAH及びBFNTのマーク・エムケス取締役会長兼最高経営責任者は「モンテレーの地で稼動する新工場は、現在、そして将来のお客様のニーズに応えていくためには理想的な場所に位置し、ブリヂストングル−プのグローバル生産供給戦略の重要な役割を担います」と述べた。

新工場建設のための投資金額は約2億ドルで、生産能力は日産約8000本。新工場では、タイヤの部材工程から製品検査工程までの完全自動化を実現した同社の革新的タイヤ生産システム「BIRD」を日本国外で初めて導入した。また、BIRDは小ロット生産対応力が高いことから、生産するタイヤの品種やサイズなど、多様な品目を生産できる汎用性の高い工場となっている。

新工場は、ブリヂストングループのタイヤ生産拠点としては世界で47番目で、メキシコ国内ではメキシコシティ工場、クエルナバカ工場に続く3番目の工場。

モンテレー工場では、高性能、超高性能タイヤ、リム径の大きな乗用車用、小型トラック用タイヤを生産し、製品は主に北米市場向けに供給する予定だ。ブリヂストンでは、グローバルでの生産供給体制を強化することで、グループで旺盛な世界の自動車用タイヤ需要に対応していく。ブリヂストングループでは今後も、ハンガリー、ポーランド、日本にも新工場を建設中だ。

《レスポンス編集部》

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