BMW、2007年秋から5シリーズに可変配光技術を搭載

自動車 ニューモデル 新型車

BMWグループは、2007年秋からBMW『5シリーズ』に可変配光技術を搭載すると発表した。

BMWは、2003年のBMW5シリーズの発売開始からアダプティブ・ヘッドライト・システムを搭載し、2005年秋からはハイビーム・アシストを搭載、2006年にはBMWナイト・ビジョンを搭載した。さらに2007年前半のニューモデルからは、コーナリング・ライト・システムを搭載した。現在では、ライト・ディストリビューション技術も搭載している。

可変配光技術は、直進時にも可視性を最適化する。革新的なコントロールシステムは、スピードに応じて光線の幅を広げることで、ドライバーの視界が広がる。時速50km以下で都市部を走行時、配光の幅が広がることにより対向車線側の物体が認識しやすくなる。高速道路では、光線を長くすることでドライバーの視野が遠くまで及び対向車線側も認識しやすくなる。

時速70kmでフォグランプが点灯し、車体に近接した部分を明るく照らす。それ以上のスピードでは、ヘッドライトが照らす範囲や配光がより広がる。可変配光ユニットのパッケージに含まれるアダプティブ・ヘッドライト・システムは、進路をたどって確実に路面を照らす。ヘッドライトの軸方向はステアリングの角度や偏揺れ率、車両の速度によって変化する。

さらにアダプティブ・ヘッドライトにコーナリング・ライト機能が組み合わせる。この機能は時速約35から65kmで走行時にドライバーが方向指示器を操作、またはステアリングホイールを急転換した時に作動する。時速70kmくらいまでの高速でカーブに入った時には、狭いカーブの半径で起動し、アダプティブ・ヘッドライト・システムを補助する。運転中や曲がりくねった道に最適なライトとしている。

標準装備のオートマチック・ヘッドライト・コントロール機能は内臓の電子システムが、フロントガラスの2つのセンサーを介してライトの状況をチェックし、トンネル通過時や夕暮れなど必要に応じて自動的にロービームのスイッチが入る。また、標準装備のレインセンサーが降水量を自動的に測定することで、ヘッドライト・コントロール機能を理想的に補なう。必要に応じて自動的にワイパーを作動させ、雨の強さによって強弱を変更する。

《レスポンス編集部》

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