【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス

自動車 ニューモデル 新型車
【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス
【BS ブリザックREVO2 扁平サイズ】ハイパワー車に対応のスタッドレス 全 5 枚 拡大写真

冬タイヤ市場で大きなシェアを占めるブリヂストンのスタッドレスタイヤ ブリザック『REVO2』にロープロファイルサイズが追加された。

これまでの「レボ発泡ゴムZ+マルチZパターン」はそのまま共通する技術で作られるが、ロープロファイルサイズ専用設計が施されていると開発責任者の山口さんから説明を受けた。以下はその概要だ。

まずは、ネガ率のアップ。これはシーランド比と呼ばれているもので、トレッドパターンの溝とブロック部分の比率である。溝面積を増やすことによって雪を抱え込むようにしてグリップを確保しているのだ。専門用語では雪柱せん断力を増やすということ。つまりトレッドパターンの溝で雪を押し固め、タイヤを回転させることで雪柱を横から押して進む力を出しているのだ。雪道では圧力が高いほどグリップがよくなるから溝面積を広げるのは効果がある。

つぎにセンター主溝の2本化。トレッドパターンが新しくなったことは、この2本になった太いグルーブでわかる。雪道でモノレール効果を出すためだ。雪のレールにまたがるように走れば、タイヤが横にふらつかなくなるからだ。

さらに矩形率の小化。ロープロファイルになると接地面形状が横幅は大きくなるがタイヤがたわまないので前後方向は短くなってしまう。こうした接地面形状では粘りのあるグリップを得にくいので、クラウンR(トレッド面の曲率)を小さくして前後方向の長さを少しでも確保する対策をとっている。そして回転方向していのユニディレクショナルパターンになっている。

4つ目にはラグ溝アップ。短くなりがちな接地長のため、ロープロファイルになっても接地長内の横方向のラグ本数を確保するように増やしている。

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
  5. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る