【ボルボ V70 新型登場】すべてのアプローチは“安全”に帰着する

自動車 ニューモデル 新型車
【ボルボ V70 新型登場】すべてのアプローチは“安全”に帰着する
【ボルボ V70 新型登場】すべてのアプローチは“安全”に帰着する 全 8 枚 拡大写真

安全性に対する徹底的な取り組みは、ボルボのもっともボルボらしい部分だが、新型『V70』も例外ではない。数々の最先端テクノロジーを投じた安全性の高さは、世界屈指といっていいレベルだ。

たとえば、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と呼ぶデバイスでは、レーダーセンサーを用いることで前方走行車との車間距離を設定に応じて、自動的に加減速して最適化。追突の危険を察知され、それでも運転者が回避操作を取らない場合、フロントウインド上で赤色の警告灯が点滅、同時に警報音を発することで注意を喚起する“追突警告機能”。さらには、クルーズコントロールが作動していないときに、設定された先方走行車両との間隔を保つため、警告灯の点灯でドライバーを支援する“車間警告機能”など、セーフティドライブをサポートするデバイスは枚挙に暇がない。

もちろん、ドライバーを含めたすべての乗員を守るため、先代にも増して堅牢なボディ構造を持っていることもしかりだが、もっと根本的なところでは、ボルボがこだわり続ける“FF”という駆動レイアウトに注目してほしい、とV70の商品企画を担当する岡田勝也氏はいう。

「安全はすべてに優先する、はボルボの企業理念です。よく、ボルボが多気筒エンジンを横に置き、FFにしていることに疑問を持たれる方がいます。直6を横置きした今回のV70もそうかしれません。だったら、もっとコンパクトなV6でよかったんじゃないか? とも…。しかし、直6は構造上、エンジンの横幅を狭くできる。さらにこれを横向きに積めば、ボンネット前部に広く空いたスペースが生まれます。つまり、スペース効率の優位性というよりも、前面衝突時のクラッシャブルゾーンの確保という点で有利な最善のパッケージと考え、今回迷わず採用したのです」

今では「古めかしい」とすら感じさせる直6ユニットの搭載も、安全のための必然だとすれば素直に納得がいく。

《戸塚正人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る