【ロサンゼルスモーターショー07】VWが、燃料電池車の量産化に一歩

自動車 ニューモデル モーターショー
【ロサンゼルスモーターショー07】VWが、燃料電池車の量産化に一歩
【ロサンゼルスモーターショー07】VWが、燃料電池車の量産化に一歩 全 5 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは、ロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)で『space up!blue』を世界初公開した。この車は伝説的な『サンババス』を連想させるスタイルを持つコンパクトなバンで、ゼロエミッションを達成した。

space up!blueには、世界初の高温型燃料電池と12個のリチウムイオンバッテリーを搭載する。space up! blueをバッテリーのみを使用し、電気モーター(61PS)で走行した場合、105kmの連続走行が可能で、このゼロエミッションの4シーターは、通勤、通学、レジャー、ショッピングなどで、あらゆる人々にお使いいただける理想的な車になるとしている。

エネルギーは、電源コンセントまたはフォルクスワーゲンの高温型燃料電池によって「補給」される。燃料電池を使用した場合、走行距離はさらに約249キロ延長される。これによって1回のエネルギーチャージで、最大約354キロ走行することが可能だ。

加えて、このマイクロバンは「太陽」エネルギーも活用する。ルーフには、大型のソーラーパネルが取り付けられており、このパネルで、最大150ワットの電力をバッテリーに供給する。

フォルクスワーゲンは、この新しい高温型燃料電池「HT-FC」によって、燃料電池の量産化の課題を一歩クリアしたと、している。高温型燃料電池は、すべての燃料電池システムと比較して大幅に軽く、日常の使い勝手に優れ、低価格なためだ。この高温型燃料電池は、ドイツにあるフォルクスワーゲンのリサーチセンターで開発した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る