【ホンダ フィット 新型発表】デザインのヒント

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ フィット 新型発表】デザインのヒント
【ホンダ フィット 新型発表】デザインのヒント 全 6 枚 拡大写真

新型ホンダ『フィット』のボディスタイルの特徴は、フロントエンド左右が角ばっておらず、斜めに削られたように造形されているところにもある。

【画像全6枚】

これはひとつには対歩行者の安全のためであり、前輪ではなくボディでの回転半径(ウォール・トゥ・ウォールの回転半径という)を小さく収めるにも効果的である。それにもうひとつ、デザイン上の理由でもある、とデザイン開発室エクステリアデザインプロジェクトリーダーの奥本敏之さんはいう。

「フィットは沢山の人々から受け入れてもらうことが大切ですから、皆が共感できる愛らしさのようなものを発揮させたいと考えたんですね。ちょうどペットで飼っている小さな動物のような愛らしさがね。頭の方は小さくてほっそりしていて、後ろ足の方は柔らかな丸みがあるような。フィットのスタイルから、そうした愛らしさを感じていただければうれしいです」

インテリアデザインを担当したデザイン開発室インテリアデザインプロジェクトリーダーの北島義也さんは、奥本さんとは『シビック』5ドア(=欧州向け)をまとめた時からの、息のあったコンビであるという。

インテリアを、運転を楽しむようなパーソナルな空間にするにはどうすればよいか、悩んでいた時、ヨーロッパの美術館で見た彫刻が大きなヒントを与えてくれた。

「それはどの角度から見ても壮大な奥行き感があって、周囲の空気まで彫刻されていたように感じられたんですね。それで、小さくてもそのサイズを超えたデザインが出来るのではないか、と思いました。それはライオンの見事な彫刻でした」

2人は期せずして同じようなヒントからフィットをデザインしたようだ。

《三重宗久》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る