安川電機、内板塗装を自動化するロボットを開発

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安川電機は、自動車ボディのドアの内側やエンジンルーム内の内板塗装を対象とした塗装用途最適化ロボット「MOTOMAN-EPX2800R」(棚置きタイプ)を開発し、12月21日から受注を開始すると発表した。

自動車ボディの塗装ラインでは、塗装ロボットで自動化しており、同社の塗装ロボットも多く採用されている。

しかし、自動車ボディ外周の車体塗装に比べ、ドア内側やエンジンルーム・トランクルーム内部などの内板塗装と呼ばれる塗装作業では、塗装個所までの狭い進入路問題などから、未だ自動化が遅れている塗装ラインもある。

加えて、環境対応への配慮から、塗装に使用される化学物質からの作業員の開放や、化学物質の除去を行う空調設備の簡素化のために、塗装ラインの自動化・省スペース化が求められている。

新開発の塗装用途最適化ロボットMOTOMAN-EPX2800Rは、内板塗装に主眼を置いた開発で、狭い進入路に適した中空スリムアームを採用、同社車体塗装用ロボットに比べアーム断面積4分の1にした。

また、省スペース化に効果的なロボットの高密度配置を可能にする設置構造を採用することで、塗装ブース長さ2分の1、幅4分の3を可能にした。これにより、ロボット業界で初めて内板塗装の自動化と環境対応の両立が可能になった。

新形機種の追加により、車体塗装ラインから内板塗装ラインの全てに対し同社ロボットの適用が可能。

《レスポンス編集部》

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