SUS、タイにナットなどFAパーツ製造工場を増設

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SUSは、FA用パーツの製造工場をタイのランプーン県に新設すると発表した。新工場は12月20日に竣工、来年1月から稼動させ、タイでの生産能力を現在の約2倍に引き上げる。

SUSでは、人件費が安く自動車業界や半導体業界の製造拠点が数多く集積するタイを、アジアを核とした海外事業展開における重要地域として位置付け、2000年にナットの生産委託で進出、2001年には工場を建設し、自社による生産も手がけてきた。現在は、ランプーンに3社ある100%子会社でそれぞれナットやブラケットといったFA関連パーツを製造している。

新工場の建設は、拡大するFA向け製品需要に対応できる供給能力の強化と、生産効率の向上を図るためのもの。新工場には、子会社のうち主に焼結金属(ステンレスパウダー)製ナットを製造しているSUS(タイランド)が移転し、機械設備を増設して、ナットのほかブラケット、プラスチック押出品などを製造する。また、2-3年後には他の子会社2社の設備も完全に新工場に移転し、年産能力を現在の3倍まで引き上げる予定。

さらに、同社では既にランプーンに約26ヘクタールの土地を取得しており、10年後の2017年にはタイ国内でアルミフレームからアクセサリーパーツの製造、組立てまで全てを自社でまかなえる「アルミランド」の構築を計画している。

新工場での売り上げは、初年度2億バーツ(約7億円)を見込んでおり、5年後には4億バーツ(約14億円)を目指す。

《レスポンス編集部》

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